ただし，債務者の責めに帰すべき事由(帰責事由といいます。)による場合です
債務不履行には，以下の３種類があります
履行遅滞（りこうちたい）・・・期限までに債務を履行しないこと。
履行不能（りこうふのう）・・・引き渡す約束の物自体が消滅してしまい，引き渡すことが不可能になってしまった場合など。
不完全履行（ふかんぜんりこう）・・・引き渡した物が違っていた，数が足りない・・など，債務の本旨に従った履行をしないこと。では，債権者は，債務不履行の債務者に対して，どういう対処ができるのでしょうか
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強制履行・・・強制執行などで，強制的に債務の内容を履行させる。契約の解除・・・元々の契約自体をなかったことにして，債務者に支払った代金を返してもらうなど，原状回復してもらう。損害賠償請求・・・債務者の債務不履行によって生じた損害を，債務者に賠償してもらう。などがあります
※損害賠償請求は，強制履行や契約の解除をした場合でも，併せて請求することができます
