現在の戸籍は,夫婦を中心につくられ(一つの夫婦と同氏の子),子が結婚すると新戸籍がつくられます。
戸籍に関してはいろんな用語があります。
まず,戸籍の冒頭に記載されている者を「筆頭者(ひっとうしゃ)」といいます。
筆頭者は夫婦のどちらでも構いませんが,同じ戸籍に記載される者は,必ずその筆頭者と同じ氏でなければなりません。
戸籍の所在場所を「本籍(ほんせき)」といいます。
本籍をどこに置くかは本人の自由ですが,夫婦の住所地または出身地につくられるのが一般的です。
本籍地を他の場所に移すことを「転籍(てんせき)」といい,婚姻や死亡などでその戸籍から除かれることを「除籍(じょせき)」といいます。
戸籍謄本などを見るときは,これらの用語を覚えておくと分かりやすいでしょう。
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